国家試験対策

第23回

①振動が原因となる職業性疾病はどれか。(第104回)
  1. 中皮腫
  2. 熱中症
  3. 高山病
  4. 白ろう病
正解:4
  1. 中皮腫とは、胸膜の中皮細胞から発生する腫瘍で、良性と悪性がある。良性は限局性で予後良好のことが多いが、悪性は早期に発見しにくく、予後は不良である。悪性中皮腫はアスベストの吸入によるものが多く、職業性疾病の代表である。
  2. 熱中症は、高温多湿の環境下で運動や作業をおこなうときに見られる、熱けいれん、熱射病などの温熱障害をいう。
  3. 高山病とは、高地で酸素が欠乏することが原因で生じる低酸素血症で、浮腫や頭痛、悪心などを伴う。
  4. 白ろう病とは、林業などのチェーンソー、削岩機などによる局所振動刺激により、血液循環が障害されて手指の冷えやしびれ、レイノー現象が生じるものをいう。
②日和見感染症はどれか。 (第98回)
  1. 麻 疹
  2. インフルエンザ
  3. マイコプラズマ肺炎
  4. ニューモシスチス肺炎
正解:4
日和見感染とは、本来の免疫系では発症しない感染力の弱い感染症のこと。エイズや強力な抗癌治療などで観察される。ニューモシスチス・カリニ肺炎、重症カンジダ症、難治性ヘルペス、カポジ肉腫など。
③1モル塩化カリウム注射液で誤っているのはどれか。(第93回)
  1. 乏尿と無尿時には禁忌である。
  2. 希釈し点滴静脈内注射を行う。
  3. 原液(1モル)で静脈内注射を行う。
  4. 副作用に心臓伝導障害がある。
正解:3
  1. 乏尿や無尿時には、カリウムが排泄されずに高カリウム血症となる。高カリウム血症は心停止のリスクとなるのでカリウムの投与は禁忌となる。
  2. 1モルの塩化カリウム注射液は高濃度の原液であり、必ず希釈して(薄めて)用いる。
  3. 1モルの塩化カリウム注射液は高濃度の原液であり、必ず希釈して(薄めて)用いる。
  4. 高カリウム血症では心筋の脱分極が起こりやすくなり、心室細動に移行して心停止のリスクとなる。

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