国家試験対策

第73回

①妊娠中の母体の要因が胎児に及ぼす影響について正しいのはどれか。(第104回)
  1. 飲酒の習慣による巨大児
  2. 喫煙による神経管形成障害
  3. 妊娠初期の風疹の罹患による先天性心疾患
  4. ビタミンAの過剰摂取による低出生体重児
正解:3
  1. アルコールは胎盤を通過し、胎児性アルコール症候群を引き起こす。精神遅滞・発育障害・顔面形成不全などがみられる。巨大児はみられない。
  2. 喫煙はニコチンの作用で血管が収縮し、胎盤の血液循環を悪化させ、胎児への酸素供給量が不十分となり低出生体重児の確率が増す。神経管形成障害は葉酸の摂取不足により発生するといわれている。
  3. 妊娠11週までの感染により、先天性風疹症候群をきたしやすく、白内障・難聴・先天性心疾患などが生じる。
  4. ビタミンAは上皮細胞、器官、臓器の成長や分化に関与しているが、過剰摂取では先天性奇形が増加するといわれている。
②体重6kgの乳児に必要な1日の水分摂取量で適切なのはどれか。 (第100回)
  1. 480ml
  2. 600ml
  3. 840ml
  4. 1,200ml
正解:3
乳児の1日必要水分量は、体重1kgあたり120~150㎖である。したがって、6kgでは720~960㎖/日となる。
③せん妄で正しいのはどれか。(第96回)
  1. 意識障害である。
  2. 内因性精神障害である。
  3. 見当識障害を伴わない。
  4. 身体疾患と関連がない。
正解:1
  1. せん妄は意識障害である。
  2. せん妄は現在はっきりとした生物学的変化が見つかっていないため、内因性精神障害とはいえない。またはっきり心因性ともいえないものをさしている。
  3. 見当識障害には時間的見当識と場所的見当識がある。単に知識や記憶力の問題ではなく、自分が時間的、場所的に今どんな位置にいるかという識別ができなくなること。せん妄や認知症の部分症状としても見当識障害がみられる。
  4. 脳動脈硬化症でもせん妄が起きるケースがある。

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