国家試験対策

第74回

①出産育児一時金で正しいのはどれか。(第95回)
  1. 健康保険に加入していることが条件である。
  2. 被保険者が扶養している配偶者の出産には支給されない。
  3. 支給額は分娩費用によって異なる。
  4. 第3子の出産から支給される。
正解:1
  1. 健康保険に加入していることが条件である。健康保険に「出産育児一時金」が含まれるので加入している人にのみ支給される。
  2. 被保険者が扶養している配偶者の出産には支給されない。健康保険に「家族出産育児一時金」がある。
  3. 支給額は分娩費用によって異なる。健康保険法第101条には被保険者が出産した場合が規定されており、第114条には家族が出産した場合の一時金の支給が規定されている。いずれも「政令で定める金額」となっているので、かかった費用とは関係なく一律となる。
  4. 第3子の出産から支給される。健康保険法には「出産した時は」とだけで、第○子との規定はない。つまり第1子からもらえる。
②昇華という防衛機制の説明で正しいのはどれか。 (第95・88回)
  1. 破壊的衝動をスポーツや文化的な活動に向ける。
  2. 怒りの感情を直接相手にぶつけず物にあたる。
  3. 嫌いな人に対して必要以上に丁寧に接する。
  4. 他人の考えや良い面を模倣する。
正解:1
  1. 昇華は直接表現すると不都合な感情や欲求を社会に認められる健全な形に切り替えることなので、破壊的衝動をスポーツに向けることは「昇華」である。
  2. 怒りの感情を直接相手にぶつけず物にあたる行為は「置き換え」である。
  3. 嫌いな人に対して必要以上に丁寧に接するのは「反動形成」である。
  4. 他人の良い面を模倣するのは「同一化」である。
③Mooreの提唱した手術後の回復過程の第1相(異化期)の生体反応はどれか。(第99回)
  1. 尿量の増加
  2. 血糖値の上昇
  3. 脂肪組織の修復
  4. 腸蠕動運動の再開
正解:2
手術侵襲に対する生体の反応の推移にムーア(Moore)の分類がある。第Ⅰ~Ⅳ相まである。
  1. 第Ⅰ相は乏尿状態であり、尿量が正常化するのは第Ⅱ相である。
  2. 血糖値の上昇は第Ⅰ相である。この時期は内分泌系・神経の反応が中心となり、異化作用が亢進する。
  3. 脂肪組織の修復は第Ⅳ相である。筋たんぱくの合成が進むとともに、脂肪が蓄積されていく。
  4. 腸蠕動運動の再開は普通第Ⅱ相である。手術による差が生じるが、胃切除術では手術から2日間が第Ⅰ相であり、腸蠕動の再開は2日~4日の第Ⅱ相にみられる。

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