国家試験対策

第75回

① 疾病とその特徴的な所見の組合せで正しいのはどれか。(第102回)
  1. 急性虫垂炎 ─ 血 便
  2. ネフローゼ症候群 ─ 高血圧
  3. 重症筋無力症 ― けいれん
  4. クループ症候群 ─ 吸気性喘鳴
  5. Cushing〈クッシング〉症候群 ─ 頸部リンパ節腫脹
正解:4
  1. 急性虫垂炎は腹痛、嘔吐、発熱が三主徴である。
  2. ネフローゼ症候群では蛋白尿、低蛋白血症、浮腫、高コレステロール血症が主な徴候である。
  3. 重症筋無力症では、全身の骨格筋が障害される全身型と、斜視・複視が生じる眼筋型がみられる。嚥下障害・構音障害を伴うこともある。
  4. クループ症候群とは、パラインフルエンザウイルスなどの気道炎症性狭窄による病態のこと。小児に多い。息を吸うときにヒューヒューという音がしたり(吸気性喘鳴)、犬の遠吠えのようなケーンケーンという咳(犬吠様咳嗽(けんばいようがいそう))をする。
  5. 小児のクッシング症候群は副腎性によるもので、原因の多くはがんである。症状として、単純性肥満、多毛、男性化がみられる。
②出生前診断について正しいのはどれか。 (第104回)
  1. 遺伝相談は勧めない。
  2. 胎児異常を理由に人工妊娠中絶はできない。
  3. 治療不可能な疾患に関する診断結果は伝えない。
  4. 胎児の超音波検査は出生前診断の方法に含まれない。
正解:2
  1. 本来、医療の内容については受診者に適切な情報を提供することが原則で、相談を受けるかどうかは受診者自身が選択する。
  2. 人工妊娠中絶が認められる条件については、母体保護法で規定されており、胎児条項の規定はない。
  3. 医療者側の判断で事実を隠すことは望ましくない。治療不可能な疾患であっても、事実や将来性などを正確に伝えることが求められる。
  4. 近年では、超音波技術の進歩により、胎児診断や出生前診断が可能になってきている。小児科や形成外科、心臓外科などとの連携により正確な胎児診断が行われ、出生前や出産後の治療計画のサポートが可能となっている。
③鮮紅色の底面をした水疱を形成し、痛みが強い熱傷創の回復に要する期間はどれか。(第104回)
  1. 2~3日
  2. 1~2週
  3. 3~4週
  4. 2~3か月
正解:2
水疱を形成し、強い疼痛を伴う状態は浅達性第Ⅱ度に該当する。この場合、回復に要する期間は1~2週間である。
熱傷深度 傷害組織 外見 症状 回復に要する期間の目安
浅達性第Ⅱ度 表皮(有棘層、基底層) 水疱 強い疼痛、灼熱感 1~2週
深達性第Ⅲ度 真皮(乳頭層、乳頭下層) 水疱(混濁した水疱) 知覚鈍麻 3~4週
第Ⅲ度 真皮全層、皮下組織 壊死 無痛性 数ヶ月
第Ⅰ度 表皮(角質層) 発赤・紅斑 疼痛、熱感 3~4日

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