国家試験対策

第80回

①図に示す代謝経路のうち、飢餓状態で亢進するのはどれか。(第91回)

正解:4
  1. 血液中のブドウ糖濃度が上昇したときの反応である。
  2. 激しい運動をすると筋肉に供給される酸素が不足し、グルコースが嫌気的に分解されることでエネルギーが取り出されるようになり、この際に乳酸が生じる。乳酸が蓄積すると、筋肉疲労が引き起こされる。
  3. コレステロールは体内で糖質・脂質・タンパク質の三大栄養素を材料に、主に肝臓で合成される。その出発点となるのが糖質・脂質・タンパク質の分解過程でできるアセチルコエンザイムA(アセチルCoA)で、エネルギーを過剰摂取するとコレステロールが増える。
  4. β酸化という過程で脂肪酸が酸化(分解)されてアセチルCoAが生成される。アセチルCoAは、ATPが不足しているとき(飢餓時や運動時)は、ATP生成に利用されるが、ATPが十分に存在しているときは、脂肪酸の合成に利用される。
②熱射病で正しいのはどれか。(第100回)
  1. 緊急性は低い。
  2. 冷汗がみられる。
  3. 意識障害が起こる。
  4. 室内では発症しない。
正解:3
  1. 脱水から意識障害に陥ることがあるので緊急性が高い。
  2. 発汗がみられず、うつ熱になることが多い。
  3. 水分やナトリウムの減少から、意識障害がみられやすい。
  4. 室内が高温・多湿であればみられることがある。
③全身性エリテマトーデス〈SLE〉で生命予後を悪くするのはどれか。(第101回)
  1. 筋痛
  2. 関節炎
  3. 蝶形紅斑
  4. ループス腎炎
  5. Raynaud〈レイノー〉現象
正解:4
  1. SLEの症状であるが、直接生命予後に影響を与えるものではない。
  2. SLEの症状であるが、直接生命予後に影響を与えるものではない。
  3. SLEの症状であるが、直接生命予後に影響を与えるものではない。
  4. 全身性エリテマトーデスでは、ループス腎炎が予後に関わる。ループス腎炎から腎不全をきたすと生命予後を悪くする。
  5. レイノー現象とは膠原病などの初発の症状の1つで、寒冷刺激や精神ストレスによって手と足の指の細動脈に攣縮が生じ、循環不全をきたすものである。

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