国家試験対策

第81回

①老年期の体温調節で正しいのはどれか。2つ選べ。(第99回)
  1. 温めると容易に体温が上昇する。
  2. 暑さ・寒さに対する感受性が高い。
  3. 発汗にはより高い体温が必要である。
  4. 骨格筋が減少して熱産生能が低下する。
  5. 末梢血管収縮反応が亢進し熱が逃げにくい。
正解:3・4
  1. 高齢者は変化に適応する能力が低下するため、温めても体温の上昇は容易ではない。
  2. 体温調節能の低下とともに、暑さや寒さに対する感受性は鈍くなる。
  3. 暑さや寒さに対する感受性が鈍いので、少しくらいの体温の上昇では発汗しないことが多い。
  4. 加齢により骨格筋の減少、脂肪割合の増加が起こり、熱産生能力が低下する。また水分の貯蔵庫としての筋組織の減少で脱水や電解質異常を起こしやすい。
  5. 自律神経反射が低下するため、末梢血管収縮反応は減弱し、熱が逃げやすい。
②統合失調症のAさんは、看護師に促されるまで入浴しようとしない。身体は自分で洗うが、いつも洗い残しがみられ、看護師が洗い残しがあることを伝えても、Aさんの行動に変化はみられない。看護師の対応で最も適切なのはどれか。(第101回)
  1. 洗い残しの部位を詳細に指摘する。
  2. 洗い残しによる感染のリスクを説明する。
  3. 入浴時に困っていることはないか尋ねる。
  4. できるようになるまで看護師が全身を洗う。
正解:3
  1. 詳細に指摘しても自立にはつながらず、入浴拒否につながる可能性もある。
  2. 洗い残しがあっても感染のリスクはさほど上がらない。
  3. 洗い残しの部分には洗い残しの理由がある可能性がある。まずはそれを聞く。
  4. できるところは自分で、が看護の基本である。
③腎臓疾患患者の食事療法で正しいのはどれか。(第98回)
  1. 浮腫、乏尿および高血圧がある場合は脂質を制限する。
  2. 慢性腎不全の代償性多尿期ではナトリウム制限はない。
  3. 血中の尿素窒素値が上昇している場合はカルシウムを制限する。
  4. 急性腎不全の乏尿期の水分摂取量は前日の尿量+500㎖以内とする。
正解:X4/dt>
  1. 腎臓疾患患者の食事療法は通常蛋白制限である。また浮腫、乏尿、高血圧がある場合は合わせて水分と塩分を制限する。
  2. 代償期であってもナトリウム制限は行う。
  3. カルシウムは制限しない。むしろ不足しがちのため、必要に応じてカルシウム製剤による補給が行われる。
  4. 尿量+300~500㎖以内とする。(急性腎不全の経過:発症期(1~3日)→乏尿期(数日~2週間)→利尿期→回復期)

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