国家試験対策

第100回

①Aさん(23歳、女性)は、トラックの横転事故に巻き込まれて一緒に歩いていた友人が死亡し、自分も軽度の外傷で入院している。看護師がAさんに「大変でしたね」と声をかけると、笑顔で「大丈夫ですよ。何のことですか」と言うだけで、事故のことは話さない。Aさんは検査の結果、軽度の外傷以外に身体的な異常や記憶の障害はない。この現象はどれか。(第103回)
  1. 解 離
  2. 昇 華
  3. 合理化
  4. 反動形成
正解:1
  1. 解離とは感情と表現とがまったく切り離されてしまうことである。たとえば、自分の身の周りに起こっている出来事が遠くで起こっているように感じて、現実味がないことや、自分から切り離してやり過ごすことをいう。
  2. 昇華とは、本能的欲動が社会的に誉められる形で発揮されることである。たとえば、欲求不満や、不安などを勉強やスポーツに打ち込み、よい成績を残して社会に認められるなどである。
  3. 合理化とは、欲求をありのままに認めず、都合のいい理屈で自分を正当化することである。たとえば、「食べ過ぎたのは友人が夕食に誘ったからだ」などである。
  4. 反動形成とは、正反対の感情で相手に接することで、苦手な人に対して不自然なほど丁寧に接してしまうなどの行動を指す。
②訪問看護ステーションの管理・運営について正しいのはどれか。(第105回)
  1. 事務所を設置する必要はない。
  2. 訪問看護の利用回数の調整は市町村が行う。
  3. 利用者が希望すれば訪問看護の記録を開示する。
  4. 利用者とのサービス契約後に重要事項を説明する。
正解:3

訪問看護ステーションは看護師などが訪問して、医師の指示に基づいて在宅療養者の病状の観察、診療の補助、療養上の世話、機能訓練を行う事業所のことである。

  1. 訪問看護事業者は、都道府県知事などにより指定訪問看護事業者の指定を受けて、訪問看護事業所を開設する必要がある。
  2. 訪問看護の回数は、医療保険を利用する場合は原則週3回となる(ただし「厚生労働大臣が定める疾病等」に該当する場合や、病状が急性増悪期にある者の場合は、回数制限がなくなる)。介護保険を利用している場合は、介護区分の月の支給限度額が設定されているため、その中で回数を設定する。
  3. 病院や診療所、訪問看護ステーションなどは個人の情報を扱うため「個人情報保護法」が適用される。第25条に本人から個人データの開示を求められたときは、遅延なく応じなければならないとあるため、開示をする必要がある。
  4. 利用者と事業者はサービス開始前に重要事項を説明し契約を結ぶ必要がある。
③新生児病棟における感染予防で最も重要なのはどれか。(第97回)
  1. 面会の制限
  2. 手洗いの徹底
  3. ガウンの着用
  4. リネンの滅菌
正解:2

新生児病棟が院内感染の発生源になることがある。感染予防上最も重要なのは手洗いである。

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