国家試験対策

第111回

①肺高血圧が長期に持続し、肺血管抵抗が上昇することにより、短絡血流が主に左右短絡から右左短絡になった状態はどれか。(第104回)
  1. 拡張型心筋症
  2. 総肺静脈還流異常症
  3. Fallot〈ファロー〉四徴症
  4. Eisenmenger〈アイゼンメンジャー〉症候群
正解:4
  1. 心室筋が薄いために心室が拡張し、心室の収縮不全をきたす難病である。
  2. 4本ある肺静脈のすべてが、左心房ではなく右心房や大静脈に還流する先天性心疾患である。
  3. ファロー四徴症は、心室中隔欠損・大動脈騎乗・肺動脈狭窄・右室肥大の4つの徴候を認めるもので、特に肺動脈狭窄による右室の肥大化によって右左シャントを生じるためにチアノーゼをきたす疾患である。肺動脈の血流は減少するため肺高血圧はみられない。
  4. 心室中隔欠損症や心房中隔欠損症などは短絡血流が生じることから左右シャントで本来チアノーゼはおこさない。しかし、長期化や欠損部位の大きさによって、肺血管抵抗が上昇すると、短絡血流が左→右から右→左へと逆転し、チアノーゼをきたすようになる。
②セクシュアリティの意義と関連する事項の組合せで正しいのはどれか。(第104回)
  1. 生殖性の性 ─ ジェンダー
  2. 性別としての性 ─ 常染色体
  3. 連帯性としての性 ─ 種の保存
  4. 性役割としての性 ─ 社会的規範
正解:4
  1. 生殖性の性は、種の保存と繁栄のための性である。
  2. 性別を決定しているのは性染色体である。
  3. 連帯性としての性は、愛を得て維持していくための性である。
  4. 性役割としての性は、「男だから」「女だから」という社会的規範で作られた性をいう。
③「午前中は頭が働かず考えられない。動けない。午後には楽になる」と訴え、観察でも同様の状態が認められた。患者の状態で正しいのはどれか。(第94回)
  1. 解離状態
  2. うつ状態
  3. パニック状態
  4. 亜昏迷状態
正解:2
  1. 解離状態とは、強いストレスや欲求不満に耐えかね、意識変容や精神症状が生じること。
  2. 朝は気分が悪く、午後から夕方にかけて気分が軽快するのはうつ状態の特徴である。
  3. 突然のパニック発作を繰り返し経験し、予期不安が強いことを特徴とするのがパニック障害である。
  4. 周囲の状況は察知しているが、まったく反応しない状態で、障害があまり著しくないときを亜昏迷状態という。

一覧へ戻る