国家試験対策

第112回

①胎児と胎児付属物について正しいのはどれか。2つ選べ。(第103回)
  1. 妊娠4週では、Doppler〈ドプラ〉法で胎児心音が聴取できる。
  2. 妊娠12週では、胎盤が完成している。
  3. 妊娠24週では、胎児の呼吸様運動がみられる。
  4. 妊娠26週では、胎児の胎位は固定している。
  5. 妊娠36週では、肺胞内に十分な肺表面活性物質が分泌されている。
正解:3・5
  1. 妊娠4週では、免疫学的反応(hCG検出)が陽性となる。Doppler〈ドプラ〉法で胎児心拍が聴取できるのは、妊娠10~12週である。
  2. 胎盤が完成するのは妊娠15~16週である。
  3. 妊娠24週前後では、胎児の気道と肺胞の構造が完成し、呼吸様運動がみられるようになる。
  4. 妊娠26週では、まだ胎児の胎位は固定していない。陣痛開始後に胎位が変更することもある。
  5. 肺のサーファクタントは妊娠33~36週に分泌されるようになる。
②スタンダードプリコーションの概念に基づいた対策はどれか。(第92回)
  1. 感染症でない患者の尿汚染シーツをビニール袋に密閉する。
  2. 患者の疾病によって使用する包交車を区別する。
  3. 手袋の再利用について使用目的ごとに規定する。
  4. 創傷消毒薬の種類を病棟間で統一する。
正解:1
  1. 尿は感染防御の対象となる。
  2. スタンダードプリコーションは疾病の種類にかかわらず行われる感染対策である。
  3. 使用目的ごとに規定するのではなく、すべて滅菌処理をする。
  4. 消毒薬はその使用目的によって選択する必要がある。
③患者の父親は、飲酒と暴力とで家族に苦労をかけ亡くなった。その父親に面影が似ている担当看護師に対して不自然なほど拒否的で攻撃的になっている。患者にみられるのはどれか。(第98回)
  1. 投 影
  2. 逆転移
  3. 同一化
  4. 陰性転移
正解:4
  1. 投影とは自己の悪い面を認めたくないとき、他の人間にその面を押しつけてしまうような心の動きのこと。
  2. 心理療法中に治療者から患者に向けられる非合理的な感情のこと。
  3. 取り入れともいう。自分以外の人の癖を真似たり、対象の価値、基準、趣味を取り入れて自分の心の形成をはかること。
  4. 患者は治療者に対してさまざまな感情を抱くが、患者の過去の人間関係(特に両親)への感情を持ち込むこともあり、それを転移という。肯定的な感情(信頼、愛情など)であれば陽性転移であり、否定的な感情(不信感、怒りなど)であれば陰性転移である。

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