国家試験対策

第113回

①児童虐待の防止等に関する法律で、親の虐待によって負傷した児童を発見した際の通告先として規定されているのはどれか。2つ選べ。(第101回)
  1. 警察署
  2. 福祉事務所
  3. 家庭裁判所
  4. 児童相談所
  5. 教育委員会
正解:2・4

児童虐待防止法(平成12年)には、『児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は、速やかに福祉事務所、児童相談所に通告しなければならない(通告義務)』と規定されている。

②看護師が医療事故を起こした場合の法的責任について正しいのはどれか。(第106回)
  1. 罰金以上の刑に処せられた者は行政処分の対象となる。
  2. 事故の程度にかかわらず業務停止の処分を受ける。
  3. 民事責任として業務上過失致死傷罪に問われる。
  4. 刑法に基づき所属施設が使用者責任を問われる。
正解:1

看護師が医療事故を起こしたときの法的責任には、①民事責任、②刑事責任、③行政責任の3つがある。

①民事責任とは、損害賠償(民法709条など)に明記されており「過失によって、患者の生命・身体などに損害を与えた場合、生じた損害に対して金銭的に填補を行う」ことである。
②刑事責任とは、業務上過失致死傷罪(刑法211条1項)に明記されており「過失によって患者を死傷させてしまった場合、5年以下の懲役、もしくは禁錮、または100万円以下の罰金に科せられる」ことである。
③行政責任とは、看護師免許に対する処分(保健師助産師看護師法14条)に明記されており処分事由はさまざまであるが、「医療事故だけでなく、窃盗や人身事故などによって罰金以上の刑に処せられた場合、戒告、3年以下の業務停止、または免許の取り消し」が科せられることである。

  1. 業務停止の処分(行政責任)は、刑事責任で有罪になった場合に行政責任として科せられるものである。
  2. 業務停止の処分(行政責任)は、刑事責任で有罪になった場合に行政責任として科せられるものである。
  3. 民事責任は「損害賠償」であり、「業務上過失致死傷罪」は刑事責任である。
  4. 刑法(刑事責任)において責任が問われるのは、過失を起こした看護師本人である。
③同種骨髄移植を受ける患者で正しいのはどれか。(第94回)
  1. 手術室において全身麻酔下で行われる。
  2. 提供者とのABO式血液型の一致が条件である
  3. 免疫抑制薬を用いる。
  4. 移植後2週での退院が標準的である。
正解:3
  1. ドナーから骨髄液を採取する際は全身麻酔で実施するが、患者には末梢血管から経静脈的に骨髄液を入れる。
  2. ドナーとレシピエントのHLA(ヒト白血球抗原)を一致させることが重要で、ABO式の一致は条件ではない。
  3. 移植後のGVHD(移植片対宿主病)を予防するため、免疫抑制剤を用いる。
  4. 移植した骨髄が生着するまでに約1か月を要するが、その間は特に細心の注意が必要で、感染予防のため患者はクリーンルームで過ごす。順調であれば移植後3~6か月で退院となる。

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