国家試験対策

第119回

①妊娠32週の妊婦。「最近便秘がひどくなってきました」と言う。保健指導で適切なのはどれか。(第97回)
  1. 腹部温罨法を勧める。
  2. 腹部のマッサージを勧める。
  3. 食物繊維の多い食品の摂取を勧める。
  4. 脂肪を多く含む食品の摂取を勧める。
正解:3
  1. 腹部温罨法によって骨盤内のうっ血をきたしやすいので、便秘の対応として妊婦には不適切である。
  2. 妊婦の場合、腹部マッサージが刺激となりお腹が張ることがあるので不適切である。
  3. 便秘に対する食事指導は、食物繊維の多い食品の摂取が適している。
  4. 脂肪を多く含む食品は、必要以上のカロリー摂取を招きやすく不適切である。
②髄膜炎の7か月児でケルニッヒ徴候と考えられるのはどれか。(第92回)
  1. 大きな音に上肢を広げて驚く。
  2. おむつ交換時に下肢を挙げると嫌がる。
  3. 抱き上げると反り返る。
  4. 寒冷刺激でけいれんを起こす。
正解:2
  1. モロー反射であり、原始反射のひとつである。
  2. 髄膜炎では項部硬直やケルニッヒ徴候、後弓反張などがみられるが、下肢を挙げると嫌がるのはケルニッヒ徴候である。
  3. これは後弓反張で、背部筋の強直性けいれんとして生じるものである。
  4. 髄膜刺激症状があるときは、冷罨法でもけいれんすることがあるので、刺激を最小限にする。
③加齢により衰えやすい機能はどれか。(第93回)
  1. 患者が理解できる言葉で説明する。
  2. 患者を不安にする事項の説明は省略する。
  3. 患者の希望を尊重する。
  4. 患者自身に決定権があることを説明する。
正解:2
  1. 十分に理解できるように説明する必要がある。
  2. 正しい理解とは、治療の副作用や限界なども含めて説明を受けることによって成り立つ。説明が不安を与えるからといって、医療者の判断で説明内容の省略はしない。説明を受けることによって心理的な危機に陥る患者には、援助が必要となる。
  3. 今後の治療や生活の仕方について決めていくのは患者自身である。患者の希望を尊重し医療行為の内容を決定していく。
  4. 患者は医療行為を自己決定する権利を有している。しかし、このことがすべての人に十分理解されているとは限らない。自らに決定権があることを患者に説明していく必要がある。

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