国家試験対策

第125回

①呼びかけに反応しない意識障害の患者に、痛み刺激を加えたところ、かろうじて開眼した。ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉による評価はどれか。(第100回)
  1. Ⅱ−20
  2. Ⅱ−30
  3. Ⅲ−100
  4. Ⅲ−200
正解:2

痛み刺激を加え、呼びかけを繰り返すとかろうじて開眼する状態はⅡ-30である。◆ジャバン・コーマ・スケール(JCS)  (3-3-9度方式による意識障害の分類)

I 刺激しないでも党醒している〈一桁の数字で表現〉

1 だいたい意識清明だが、今ひとつはっきりしない
2 時、場所または人物がわからない
3 名前または生年月日がわからない

II 刺激すると覚醒する〜刺激を止めると眠り込む〈二桁で表現〉

10 普通の呼びかけで容易に開限する(合目的な運動〈たとえば、右手を握れ、離せ〉をするし言葉もでるが、間違いが多い)
20 大きな声または体をゆさぶることにより開眼する(簡単な命令に応ずる、たとえば離握手)
30 痛み刺激と呼びかけを繰り返すと、かろうじて開限する

III 刺激しても覚醒しない〈三桁の数字で表現〉

100 痛み刺激に対し、はらいのけのような動作をする
200 痛み刺激に対し手足を動かしたり、顔をしかめる
300 痛み刺激に反応しない

②意識障害はどれか。2つ選べ。(第102回))
      
  1. 昏 睡
  2. 制 止
  3. せん妄
  4. 途 絶
  5. フラッシュバック
正解:1,3
  1. 昏睡とはいかなる刺激にも反応せず生命維持されている状態で、意識障害の中で最も重い。
  2. 制止とは精神機能の抑制と運動機能の抑制が同時におこる状態で、精神活動のテンポがゆっくりになることをいい、意識障害はない。うつ病などにみられる。
  3. せん妄とは軽い意識障害に興奮が加わった状態である。
  4. 途絶とは行動が急に停止し、しばらくしたらまた開始し、これらを繰り返すといった状態である。意識障害はない。統合失調症に多くみられる。
  5. フラッシュバックとはPTSDの症状の1つで、衝撃的な体験が生き生きと再体験されてしまうことをいい、意識障害はきたさない。
③二分脊椎の子どもに特徴的な症状はどれか。(第104回)
  1. 排泄障害
  2. 体重増加不良
  3. 言語発達の遅延
  4. 上半身の運動障害
正解:1
二分脊椎とは高頻度にみられる先天異常で、妊婦の葉酸欠乏などが原因の1つとされている。障害部位は80%以上が下位脊椎である。両下肢の運動麻痺、感覚低下、膀胱直腸障害がみられやすい。
  1. 損傷されている脊髄の位置によって症状は異なるが、膀胱直腸障害は特徴的な症状である。
  2. 消化管の奇形ではないため体重増加に異常はきたさない。
  3. 本疾患は脊髄の障害であるため発語の問題はない。また知能発達も正常である。
  4. 上半身ではなく、下半身の運動障害を特徴とする。

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