国家試験対策

第128回

①高齢女性に生じやすい疾患と原因の組合せで正しいのはどれか。(第104回)
  1. 膣炎 ─ 膣分泌物の酸性化
  2. 外陰炎 ─ プロゲステロンの減少
  3. 子宮脱 ─ 骨盤底筋群の筋力低下
  4. 子宮体癌 ─ プロラクチンの増加
正解:3
  1. エストロゲンの減少により腟の自浄作用が低下するため、炎症がおこりやすくなる。
  2. エストロゲンの減少により腟の自浄作用が低下するため、炎症がおこりやすくなる。
  3. エストロゲンの減少により骨盤底筋群や子宮支持組織の筋力が低下し、子宮脱がおきやすくなる。
  4. 子宮体癌は子宮内膜が癌化することで発生する。子宮内膜はエストロゲンとプロゲステロンによって調節されている。エストロゲンは子宮内膜を増殖させるが、プロゲステロンによって増殖が抑えられるため、内膜は定期的に廃棄され子宮体癌はおきにくい。プロラクチンの関与はない。
②学童期の肥満について正しいのはどれか。(第106回)
  1. 肥満傾向児は肥満度30%以上と定義される。
  2. 肥満傾向児は高学年より低学年が多い。
  3. 肥満傾向児は男子より女子が多い。
  4. 成人期の肥満に移行しやすい。
正解:4
学童期の肥満は、肥満度を使って計算する。肥満度=(実測体重-標準体重)÷標準体重×100
  1. 学童期では、肥満度20%以上を軽度肥満、30%以上を中等度肥満、50%以上を高度肥満とする。
  2. 学年が上がるにつれて、肥満傾向児は増加する傾向にある。
  3. 肥満傾向児は女子よりも男子に多い。
  4. 子どもの肥満の大半は、単純性肥満(原発性肥満)である。これは、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回っているために生じるものである。さらに、運動不足や食生活やライフスタイルの変化なども因子として加わってくる。幼児期肥満の25%、学童前期肥満の40%、思春期肥満の70~80%が、成人肥満に移行するといわれている。
③せん妄を起こしやすいのはどれか。2つ選べ。(第99回)
  1. 認知症
  2. 躁うつ病
  3. 摂食障害
  4. 頭部外傷
  5. 人格障害
正解:1・4
せん妄とは意識混濁に加えて幻覚や錯覚がみられる状態のことで、認知症にみられることがある。他に頭部外傷、中毒性疾患(薬物依存・アルコール依存など)、脳器質性疾患(脳炎・脳動脈硬化など)でみられる。

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