国家試験対策

第134回

①入院時の体重測定で正しいのはどれか。(第89回)

次の文を読み問題に答えよ。

2歳の男児。父親25歳、母親22歳、妹1歳の4人暮らし。生後3か月にファロー四徴症と診断された。生後6か月から明らかなチアノーゼ、ばち指および無酸素発作が出現した。フェノバルビタールおよびβ遮断薬による薬物療法を続けていたが、無酸素発作が頻発するようになった。姑息的手段としての短絡手術の目的で本日10時に入院した。入院時、妹の世話を頼む人がいなかったので、母親が妹を乗せた乳母車を押し、父親が男児を抱いていた。男児は父親の首にしっかりしがみつき、非常に緊張し、警戒した表情で看護婦を見つめている。

  1. 泣いてもよいから単独で体重計に乗せて測定する。
  2. 父親が抱いて測定した値から父親の体重を引く。
  3. 両親に最近の体重を聞いて記録する。
  4. 子どもが病棟に慣れてから測定する。
正解:2
  1. ファロー四徴症の場合、啼泣により呼吸が抑制されてチアノーゼが増強すると、そのまま無酸素発作を起こし、意識消失や痙攣,低酸素によるアシドーシスのため死に至る場合もある。本児も無酸素発作が頻発するので、誘発因子の啼泣は避ける必要がある。
  2. 2歳は愛着が強い時期で、入院による環境の変化に極度の不安を感じて、安心基地である父親にしがみついていると思われる。父親から引き離すことは、不安を増強させて激しく啼泣することが予測されるので、この方法がよい。
  3. ファロー四徴症に限らず、心不全を起こす恐れのある場合には循環動態の観察のために水分出納の観察が必要である。心不全による浮腫の状態を知るためには正確な体重測定は欠かせない。
  4. ファロー四徴症に限らず、心不全を起こす恐れのある場合には循環動態の観察のために水分出納の観察が必要である。心不全による浮腫の状態を知るためには正確な体重測定は欠かせない。
②地域精神保健活動における二次予防はどれか。(第105回)
      
  1. 精神科病院で統合失調症患者に作業療法を行う。
  2. 精神疾患患者に再燃を予防するための教育を行う。
  3. 地域の住民を対象にストレスマネジメントの講演会を行う。
  4. 会社の健康診断でうつ傾向があると判定された人に面接を行う。
正解:4

近年では、就業形態の多様化に伴って、職業性のストレスは増加している。このため事業者が行うべき心の健康保持・増進のための対策が推進されている。

  1. 精神科病院での統合失調症患者への作業療法は三次予防に該当する。
  2. 精神疾患患者への再燃予防は三次予防に該当する。
  3. 地域住民を対象としたストレスマネジメントの講演会は一次予防に該当する。
  4. うつ傾向の人への面接は二次予防に該当する。
③Aさん(56歳、男性)は、脳梗塞の後遺症のためにリハビリテーションをしている。食事中に箸がうまく使えずイライラしている。この状況で看護師が最も連携すべき専門職はどれか。(第105回)
  1. 精神保健福祉士
  2. 社会福祉士
  3. 理学療法士
  4. 作業療法士
正解:4
  1. 精神保健福祉士は特に精神障害者に対して、医療機関や福祉行政機関などさまざまな場で、社会復帰や社会参加を支援する業務を行っている。
  2. 社会福祉士はさまざまな障害者に対して、福祉に関する相談・助言・指導・他職種との連携や調整を行っている。
  3. 理学療法士は、身体障害者に対して基本的動作の回復を図るため、リハビリテーションや電気温熱療法などを行っている。
  4. 作業療法士はさまざまな障害者に対して、食事・トイレ・衣類の着脱などの基本的な生活能力の獲得を目指し、その人らしい生活が送れるように援助している。食事中に箸がうまく使えずイライラしている状況への対応として、最も連携すべき専門職である。

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