国家試験対策

第140回

①高齢者が術後、歩行を開始するときの対応で適切でないのはどれか。(第92回)
  1. 離床開始は抜糸後とする。
  2. 眼鏡は術前と同じ定位置に置く。
  3. 移動式点滴スタンドはベッドの昇降側に置く。
  4. 鎮痛薬の効果を確認する。
正解:1
  1. 抜糸の時期と離床は関連づけずに早期離床を勧めていく。早期離床により術後の合併症を予防し、早期回復を促すことができる。
  2. 日常使用する物の位置はなるべく定位置にする。
  3. 点滴スタンドはベッドの昇降側に置き、スムーズな移動に配慮する。
  4. 歩行前に疼痛の状態や鎮痛薬の効果を確認する。
②触診が適している観察項目はどれか。(第101回)
  1. 発疹
  2. 側弯
  3. 腸蠕動
  4. 声音振盪
正解:4
  1. 発疹は皮膚の肉眼的変化をみるので視診が適している。
  2. 側弯はまず視診で、それからレントゲン検査に移行する。
  3. 腸蠕動は聴診で調べる。
  4. 声音振盪とは、発声による声の振動が体表に伝わる現象のことである。患者の背中に手をあてて発声してもらい、手に響く感覚を調べる。触診の1つである。
③流行性角結膜炎の原因はどれか。(第105回)
  1. 淋菌
  2. 緑膿菌
  3. クラミジア
  4. アデノウイルス
  5. ヘルペスウイルス
正解:4
  1. 淋病の原因となる。性感染症(STD)のひとつで、尿道炎や腟炎などを起こすことがあり、長期化すると子宮や卵管にも炎症が広がって不妊の原因にもなる。
  2. 病原性は弱いが広く存在して、院内感染や日和見感染を起こしやすい。肺炎や創部の化膿などさまざまな病変部から検出される。
  3. 性器クラミジア感染症の原因となる。性感染症(STD)のひとつで、男性では排尿時に痛みのある尿道炎や前立腺炎がみられ、女性では無症状であることが多いが子宮、卵管、卵巣、腹膜腔と炎症が広がって不妊の原因にもなる。
  4. 流行性角結膜炎の原因となる。特にアデノウイルス8型によるものが多く、夏に流行し、接触による感染力が強いという特徴がある。流涙や充血などがみられる。
  5. ヘルペスウイルスは部位により口唇ヘルペス、性器ヘルペスなどの原因となる。ヘルペスウイルスは感染すると潜伏し、免疫力が下がったときに水疱ができたり、かゆみが生じたりする。

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