国家試験対策

第141回

①大震災の2日後、避難所にいる成人への心理的援助で適切なのはどれか。(第107回)
  1. 宗教の多様性への配慮は後で行う。
  2. 会話が途切れないように話しかける。
  3. 確証がなくても安全であると保証する。
  4. ストレス反応に関する情報提供を行う。
正解:4

災害時地域精神保健医療活動ガイドが策定され、犯罪や災害の被害・被災者に対するPTSD(心的外傷後ストレス症候群)の予防など適切な対応について示されている。

  1. 災害直後期の対応は、被災者が何を必要としているかを確認し、不安の理由となる現実的問題があれば速やかに対応することが必要である。宗教の多様性への配慮は必要があれば後でではなく直ちに行う必要がある。
  2. 災害直後期の対応は、その時々の住民のニーズに応じた援助者ができるだけ早く被災現場や避難所に出向いて、被災者と顔を合わせて言葉を交わすことで住民の不安を軽減し安心感をもたらす。しかし会話が途切れないように話しかける必要はない。
  3. 災害直後期の心理的援助には現実情報の提供が必要である。災害被害の原因、規模、程度、家族の安否、今後の見通し、援助や医療についての情報が入らない等の現実的な不安をできるだけ鎮めることが住民の孤独感を和らげ、無用の混乱やパニックを未然に防ぎ、その後の心理的反応を予防する上で重要である。確証がないのに安全であると保証することは不適切である。
  4. 災害直後期の対応の際は、災害に伴う一般的な心理的変化と回復の見通しについて情報提供を行う必要がある。初期から心理的な情報提供を行うと、その場での不安を軽減させるだけではなく、急性期ストレス反応の回復の途中で不安や不注意のために思わぬ事故や二次被害が生じることを防いだり、アルコール依存などの長期的な問題を軽減する効果もある。ホットラインや相談所など相談先の明示も災害急性期の心理的援助として重要である。.
②出生時にみられるのはどれか。2つ選べ。(第101回)
  1. 把握反射
  2. 緊張性頸反射
  3. ホッピング反応
  4. パラシュート反射
  5. 視性立ち直り反射
正解:1・2
  1. 把握反射には手掌把握反射と足底把握反射がある。手掌把握反射は、新生児の手掌を刺激すると反射的に把握するもので、生後5~6か月で消失する。足底把握反射は新生児の足底を刺激すると足趾が閉じるもので、6~7か月で消失する。
  2. 仰臥位で寝かせ、頭部を一側に向けると、顔が向いている側の上下肢が伸展し、反対側の上下肢が屈曲し、フェンシングをしているような姿勢になる。生後2~3か月で消失する。
  3. 生後9か月頃に出現する。立位で左右に体を傾けたとき、傾けた方へ足を踏み出し、平衡感覚を保って転倒を防止しようとする反応が反射的に出現する。
  4. 生後9か月前後からみられる反射。両脇を支えて児を持ち上げ、体を前に傾けたときに両腕を前に出して体を支えようとする反応である。
  5. 生後6か月頃に出現する。児を座らせて左右に傾けると頭を垂直にしようとする反射である。
③糖尿病でインスリン療法中の小学3年生。自分でできる療養行動の目標で適切なのはどれか。2つ選べ。(第98回)
  1. 血糖値測定
  2. シックデイ対策
  3. 食品の単位換算
  4. インスリン注射
  5. インスリン注射量の調節
正解:1・4
  1. 小学校3年生であれば理解度をみて血糖値測定・インスリンの自己注射の指導を行い、確実に行えるよう目標設定する。
  2. 小学3年生に自己判断は無理であり、シックデイ対策は家族を含めて十分理解を図る。
  3. 小学3年生には無理である。家族(主に母親)に指導する。
  4. 1と同じ。
  5. インスリン注射量の調節は医師が行う。

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