国家試験対策

第142回

①妄想的な発言を繰り返す統合失調症の患者。腹部を押さえ「お腹の中で何かが暴れている」と看護師に訴えた。患者の顔色は蒼白で、発汗していた。対応で適切なのはどれか。(第96回)
  1. 何も暴れていないと伝える。
  2. 食べすぎではないかと尋ねる。
  3. 患者の了解を得て腹部を触診する。
  4. 処方されている鎮痛薬を服薬させる。
正解:3
  1. 本人の訴えに対し、肯定も否定もせず、現実的に対応することが望ましい。
  2. 本人の訴えを最初から否定することになるので良くない。
  3. 急激な接近やいきなりの身体接触は患者の緊張を強度に高めてしまうので、了解を得てから触診する。
  4. いきなり服薬させるのではなく、不安や苦痛の表現を十分読みとり、観察することが優先される。
②初産婦のAさんは、昨日、妊娠38週3日で2,900gの児を出産した。本日は母子同室で過ごしている。Aさんは「母乳で頑張りたいけれど赤ちゃんがうまく吸ってくれない」と言う。乳頭は正常で、乳管開口は左右ともに2本である。Aさんへの援助で適切なのはどれか。(第100回)
  1. 搾乳を勧める。
  2. 母子異室にする。
  3. 抱き方を指導する。
  4. 人工栄養を勧める。
正解:3
  1. 産後1~2日では乳汁の分泌量は少ないため搾乳の必要はない。
  2. 入院中の母乳支援としては母子同室が良い。児が欲しがるときに日中も夜間も授乳させる。
  3. 児がうまく吸えない理由はなにかを観察し、適切なポジショニング(適切な授乳姿勢)を指導する。
  4. 母乳で頑張りたいと言っているのに、この時点で人工乳を勧めるのは不適切である。
③左片麻痺で、杖歩行している在宅高齢者。転倒予防のための家族への指導で適切なのはどれか。(第96回)
  1. 廊下に物を置かない。
  2. 玄関にマットを敷く。
  3. 室内ではスリッパを履く。
  4. 室内では4点杖は使わない。
正解:1
  1. 杖歩行時は、特に廊下の物につまずきやすいので、物は置かないようにする。
  2. マット類はしっかり固定をしても、その段差がつまずく原因になりやすい。
  3. スリッパは脱げやすく転倒しやすい。
  4. 室内だから4点杖を使わないということはなく、状況にあった杖を使えるように環境を整えていく。

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