国家試験対策

第143回

①慢性閉塞性肺疾患について正しいのはどれか。(第106回)
  1. 残気量は減少する。
  2. %肺活量の低下が著明である。
  3. 肺コンプライアンスは上昇する。
  4. 可逆性の気流閉塞が特徴である。
正解:3
  1. 慢性閉塞性肺疾患はいわゆる閉塞性換気障害で、呼気が制限される。よって肺胞内に残っている残気量は増加する。
  2. 慢性閉塞性肺疾患では%肺活量は80%以上保たれているが、1秒率が70%未満となる。
  3. 肺コンプライアンスとは肺の柔らかさを表している。COPDでは肺の肺胞壁が破壊されているために、弾性力低下が生じる。そのため、肺の柔らかさであるコンプライアンスは上昇する。
  4. 慢性閉塞性肺疾患は不可逆性の気流閉塞が起こる。
②保健師助産師看護師法に定められているのはどれか。(第106回)
  1. 免許取得後の臨床研修が義務付けられている。
  2. 心身の障害は免許付与の相対的欠格事由である。
  3. 看護師籍の登録事項に変更があった場合は2か月以内に申請する。
  4. 都道府県知事は都道府県ナースセンターを指定することができる。
正解:2
  1. 保健師助産師看護師法(第28条の2)で、免許取得後の質の向上に努めるとの明記はあるが「臨床研修の義務付け」はない。免許取得後の臨床研修の義務付けは「看護師等の人材確保の促進に関する法律(第4条、5条、6条)」に明記されている。
  2. 相対的欠格事由とは、看護師国家試験に合格したとしても看護師免許が交付されないことがある事由のことである。(保健師助産師看護師法 第9条)次の各号のいずれかに該当する者には、前2条の規定による免許を与えないことがある。①罰金以上の刑に処せられた者② 前号に該当するものを除くほか、保健師、助産師、看護師又は准看護師の業務に関し犯罪又は不正の行為があった者③ 心身の障害により保健師、助産師、看護師又は准看護師の業務を適正に行うことができない者として厚生労働省令で定めるもの④麻薬、大麻又はあへんの中毒者
  3. 保健師助産師看護師法で、看護師籍の登録事項に変更があった場合は30日以内に申請するよう明記されている。
  4. 都道府県知事が都道府県ナースセンターを指定する要件は「看護師等の人材確保の促進に関する法律」に明記されている。
③Aさん、(30歳、初産婦)は、妊娠39週2日で前期破水と診断され入院した。胎児は頭位で臍帯下垂はみられず、胎児心拍数は正常である。Aさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。(第102回)
  1. 入浴を勧める。
  2. 歩行を禁止する。
  3. 3~4時間ごとに導尿をする。
  4. 3~4時間ごとに外陰部のパッドを交換する。
正解:4
  1. 破水による逆行性感染を予防するために、入浴・シャワー浴は禁止し、外陰部の清潔保持に努める。
  2. 前期破水であるが、胎児は頭位で臍帯下垂は見られておらず、妊娠39週2日のため分娩を促進する。歩行を禁止する必要はない。
  3. 歩行は禁止されないため、導尿の必要性はない。
  4. 外陰部の清潔保持のため、滅菌パッドは3~4時間ごとに交換する。

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