国家試験対策

第146回

①抗利尿ホルモン〈ADH〉について正しいのはどれか。(第101回)
  1. 尿細管における水分の再吸収を抑制する。
  2. 血漿浸透圧によって分泌が調整される。
  3. 飲酒によって分泌が増加する。
  4. 下垂体前葉から分泌される。
正解:2
  1. 抗利尿ホルモンは集合管における水分の再吸収を促進し、尿量を減少する作用がある。
  2. 抗利尿ホルモン(ADH)はバソプレシンのことで、血漿浸透圧の上昇(=血が濃くなる)によって分泌が促進され、尿細管内の水分を再吸収させて浸透圧の低下をはかる。
  3. 抗利尿ホルモンは飲酒によって分泌が抑制されるので、飲酒すると尿量が増加する。
  4. 抗利尿ホルモンは下垂体後葉から分泌される。
②広汎子宮全摘術後の性機能障害に対する看護で適切なのはどれか。(第103回)
  1. 性生活に関する指導はパートナーにも行う。
  2. 性行為は手術後約2週間で再開できると説明する。
  3. 腟が乾燥している場合は、性行為を避けるよう説明する。
  4. 性に対する不安を患者が表出するまで、性の話題を避ける。
正解:1
  1. 性生活については、パートナーの理解と協力が必要不可欠であるため、患者と一緒に指導が受けられるよう調整する。
  2. 性生活の開始は手術後約1~2か月で、退院後の検診で創部の治癒状態を確認した後になる。
  3. 腟分泌液が低下している場合は、潤滑ゼリーを使用したり、潤滑ゼリー付きコンドームを使用することで潤いを補うことができる。性交を避ける必要はない。
  4. 性に関する問題はプライバシーに深く関係する。そのため患者からは質問しにくいことが多いので、あらかじめ退院指導の項目に入れておくようにする。
③膀胱留置カテーテルの写真を示す。成人女性に膀胱留置カテーテルが挿入されている場合、体内に留置されている長さで最も適切なのはどれか。(第105回)

正解:3

女性の尿道は4~5 cmなので、それを目安に尿道に沿ってカテーテルを挿入し、さらに1~2 cm奥に挿入し、膀胱の中までカテーテルが入ると尿が流出する。カテーテルを留置する場合は、さらに3~4 cm挿入してからバルーンをふくらませる。したがって、体内に留置されているカテーテルの長さは9~10cm程度である。


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