国家試験対策

第148回

①左心室の収縮力を抑制するのはどれか。(第103回)
  1. アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬
  2. β遮断薬
  3. 硝酸薬
  4. 利尿薬
正解:2
  1. アンジオテンシンⅡには末梢血管収縮作用があるため、その受容体に拮抗する薬は末梢血管を拡張させる作用がある。
  2. 交感神経のβ作用は心室収縮力を増強させるため、β作用を遮断する薬は心室収縮力を抑制する。
  3. 硝酸薬は血管平滑筋に作用して血管を拡張させる作用がある。ニトログリセリンが代表的な薬剤である。
  4. 利尿薬は腎臓の尿細管に作用して尿量を増加させる薬剤である。利尿薬によって循環血漿量が減少することは、心臓にとって前負荷軽減になるので、心室収縮力が抑制されることはない。
②神経伝達物質と精神疾患の組合せで最も関連が強いのはどれか。(第104回)
  1. ドパミン ─ 脳血管性認知症
  2. セロトニン ─ うつ病
  3. ヒスタミン ─ Alzheimer〈アルツハイマー〉病
  4. アセチルコリン ─ 統合失調症
正解:2
  1. 統合失調症では、快感や快楽を伝えると考えられている神経伝達物質のドパミンとの関与が指摘されている。脳血管性認知症は脳血管疾患(脳梗塞など)との関与がある。
  2. 神経伝達物質のセロトニンは睡眠や気分調整、不安などに関連性があると考えられている。セロトニンの不足はうつ病の発症に関連があると考えられている。
  3. ヒスタミンは組織の損傷により放出され、炎症反応に関与している。
  4. アセチルコリンの減少と関連性があるのはアルツハイマー病である。
③急性期の患者の特徴で適切なのはどれか。2つ選べ。(第107回)
  1. 症状の変化が乏しい。
  2. エネルギー消費量が少ない。
  3. 身体の恒常性が崩れやすい。
  4. 生命の危機状態になりやすい。
  5. セルフマネジメントが必要となる。
正解:3・4
  1. 症状が急激に現れやすく、症状の変化が激しい。
  2. 急性期では、生命維持のために呼吸・循環・代謝が亢進するため、エネルギー消費が多い。
  3. 急性期の患者は、恒常性を維持することができなくなる。
  4. 急性期の患者は、生命危機状態に陥りやすい。
  5. 急性期は生命の危機に脅かされていることが多く、集中的に治療がおこなわれるため、全介助が必要となることが多い。

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