国家試験対策

第149回

①筋収縮で正しいのはどれか。(第105回)
  1. 筋収縮はミオシンの短縮である。
  2. アクチンにATP分解酵素が存在する。
  3. α運動ニューロンは筋紡錘を興奮させる。
  4. 筋小胞体からカルシウムイオンが放出される。
正解:4
  1. 筋収縮はアクチンがミオシンの間に滑り込むことによって生じている。
  2. ATP分解酵素はミオシンにあり、アクチンはその活性を促進することで筋収縮のエネルギーを得ている。
  3. α運動ニューロンは筋細胞を興奮させて筋収縮を起こさせる。筋紡錘を興奮させるのはγ運動ニューロンである。
  4. 筋細胞にはカルシウムイオンをため込む筋小胞体が存在し、筋収縮時にはため込んだカルシウムイオンを放出することでアクチンとミオシンの滑り込みが生じる。
②鉄欠乏性貧血の症状または所見として考えられるのはどれか。2つ選べ。(第102回))
  1. 動悸
  2. 匙状爪
  3. ほてり感
  4. 運動失調
  5. 皮膚の紅潮
正解:1・2

鉄欠乏性貧血とは、ヘモグロビン合成に必要な生体内の鉄が不足するために生じる貧血である。貧血症状としては全身倦怠感・動悸・息切れがみられるが、さらに鉄欠乏性貧血特有の症状として舌炎、口角炎、匙状爪(スプーンネイル)などがある。

③疾患とその原因の組合わせで正しいのはどれか。(第99回)
  1. 糸球体腎炎 ─ 伝染性紅斑
  2. 突発性難聴 ─ 中耳炎
  3. メラノーマ ─ 赤外線
  4. 末梢性顔面神経麻痺 ─ 帯状疱疹ウイルス
正解:4
  1. 糸球体腎炎(急性)の起因菌のほとんどがA群β溶連菌である。伝染性紅斑はパルボウイルスB19による疾患である。
  2. 突発性難聴は原因不明であり、高度の感音性難聴である。
  3. メラノーマとは悪性黒色腫のことで、メラニン形成能を有する細胞から発生する悪性腫瘍である。特に皮膚に発生するものは紫外線の曝露と関与しているとされる。
  4. 水痘・帯状疱疹ウィルスの初感染は水痘になるが、その後宿主の免疫低下を機に神経節に潜伏していた水痘・帯状疱疹ウィルスが再燃し、知覚神経部分布領域の皮膚に湿疹、浮腫性紅斑、水疱を形成する疾患である。顔面神経領域では、片側の顔面神経麻痺、味覚障害、内耳障害がみられ、ラムゼイハント症候群と呼ばれる。

一覧へ戻る