国家試験対策

第162回

①医療者に対して強い怒りを頻回にぶつける患者に対して、医療者が感じることがあるのはどれか。(第97回)
  1. 退行
  2. 陰性感情
  3. 合理化
  4. 反動形成
正解:2
  1. 退行は、年齢や社会的役割を明らかに逸脱した未熟な行動をとること(赤ちゃん返りなど)。
  2. 強い怒りを頻回にぶつける患者に対しては、医療者はしばしば嫌悪感を抱きやすく、悪い評価を持ってしまう。これを陰性感情という。
  3. 合理化は、自分の行動や言動に罪の意識が伴っていた場合に、自分の行為を正当化し理由づけを行うことをいう。
  4. 反動形成は、自分の素直な感情を表面に出さず反対の態度で相手に接することをいう。
②介護保険制度におけるケアマネジメントで適切なのはどれか。(第104回)
  1. スクリーニングで介護保険の対象の可否を判断する。
  2. アセスメントで利用者の疾患を診断する。
  3. 利用者は居宅介護サービス計画書を作成できない。
  4. ケアサービスの提供と同時にモニタリングを行う。
  5. ケアマネジメントの終了は介護支援専門員が決定する。
正解:4
  1. 介護保険制度におけるケアマネジメントとは、一般的には療養者が自ら健康課題を解決しながら、地域で自立した生活を送れるように支援することをいう。介護保険の可否を判断することは要介護認定に該当する。
  2. 疾患の診断をおこなうのは医師である。アセスメントで療養者に必要なサービスを結び付けて、調整を図る。
  3. ケアマネジメントは利用者が利用するサービスを選択し、自己決定することが基本である。
  4. モニタリングとは、ケアサービスの提供と同時に利用者に何が起きているのかを追跡し、評価することをいう。具体的には実際のケアサービスの提供によって、対象者は満足のいく目標に近づいているか、変化があったかなどを評価し、継続するのか、修正するのかを検討すること。
  5. 介護支援専門員のみの判断ではなく、ケアマネジメントの終了は在宅ケアチーム(医師、看護師、保健師、社会福祉士、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、訪問介護士など)間での話し合い、また利用者の希望などを考慮して決定される。
③子どもの成長・発達における臨界期について正しいのはどれか。(第101回)
  1. 諸機能の獲得・成熟を決定づける時期
  2. 遺伝的因子による影響が発現しやすい時期
  3. 成長・発達のスピードが緩やかになる時期
  4. 発達検査において通過率が90%となる時期
正解:1

臨界期とは発達・発育に決定的に重要な時期をさす。その時期は、臓器や機能によって異なる。通常スキャモンの発育曲線においてグラフが急激に上昇している時期に該当する。

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