国家試験対策

第164回

①小腸からそのまま吸収されるのはどれか。2つ選べ。(第102回)
  1. グルコース
  2. スクロース
  3. マルトース
  4. ラクトース
  5. フルクトース
正解:1・5
  1. グルコースは単糖類であるため、そのまま小腸から吸収される。
  2. スクロースは2糖類である。腸スクラーゼによりフルクトースとグルコースに分解されてから吸収される。
  3. マルトースは2糖類である。腸マルターゼによりグルコース2分子に分解されてから吸収される。
  4. ラクトースは2糖類である。腸ラクターゼによりグルコースとガラクトースに分解されてから吸収される。
  5. フルクトースは単糖類であるため、そのまま小腸から吸収される。
②低値によって脂質異常症と診断される検査項目はどれか。(第102回)
  1. トリグリセリド
  2. 総コレステロール
  3. 低比重リポ蛋白コレステロール〈LDL-C〉
  4. 高比重リポ蛋白コレステロール〈HDL-C〉
正解:4

世界保健機構(WHO)の基準に基づき、日本動脈硬化学会が策定した脂質異常症診断基準によると、低値異常として定められているものに、高比重リポ蛋白コレステロール(HDLコレステロール)40mg/㎗が該当する。

≪参考≫脂質異常症の診断基準(日本動脈硬化学会2007年度版より)

  • 高LDLコレステロール血症:140mg/㎗以上
  • 低HDLコレステロール血症:40mg/㎗未満
  • 高トリグリセライド血症:150mg/㎗以上
③大腸内視鏡検査について正しいのはどれか。2つ選べ。(第102回)
  1. 検査前日の朝から絶食とする。
  2. 腸管洗浄液は6時間かけて内服する。
  3. 迷走神経反射によって血圧が低下する可能性がある。
  4. 検査後に嚥下障害を生じる可能性がある。
  5. 検査後に下血の有無を観察する。
正解:3・5
  1. 一般的には検査前には低残渣食となり、20時頃に下剤を内服する。当日の水分摂取のみ検査1時間前まで可能。
  2. 当日の朝、腸管洗浄剤1袋を水で溶解し約2ℓとし、2時間かけて内服する。
  3. 検査中は大腸を膨らませて行うため、腹部膨満感や腹痛のため迷走神経反射が生じて、血圧低下、徐脈などがおきることがある。
  4. 上部消化管内視鏡検査の場合には咽頭麻酔を行うため、検査後に咽頭麻酔が消失するまでは誤嚥防止のために禁飲食となる。よって嚥下障害をおこしやすいのは、咽頭麻酔をかける上部消化管内視鏡検査の場合である。
  5. 大腸内視鏡検査の合併症に穿孔や出血があるため、下血の有無を観察する。

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