国家試験対策

第172回

①関節リウマチで起こる主な炎症はどれか。(第103回)
  1. 滑膜炎
  2. 骨髄炎
  3. 骨軟骨炎
  4. 関節周囲炎
正解:1
  1. 関節リウマチは、免疫の異常が強く関係しており、関節包の滑膜に起きた炎症が周囲に広がり、関節の変形や手関節炎、対称性に関節のこわばりや腫脹などの症状がみられる。
  2. 骨髄炎とは、細菌による骨の感染症である。炎症により、骨修復能力が低下し、病的骨折を起しやすい。
  3. 骨軟骨炎は、血流障害によって組織が壊死に陥って破壊され、関節に炎症を起こす。
  4. 関節周囲炎は、主に関節にかかる負担によって、関節の周りにある組織の変化や、関節の軟骨が痛むもの。肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)などが有名である。
②Raynaud<レイノー>現象のある患者への指導で正しいのはどれか。(第104回)
  1. 頻繁に含嗽をする。
  2. 日傘で紫外線を防止する。
  3. 洗顔のときは温水を使用する。
  4. 筋力を維持するトレーニングを行う。
正解:3
  1. シェーグレン症候群の患者では口が乾燥する症状があるため、含嗽をするように指導するが、レイノー現象に対する指導ではない。
  2. 全身性エリテマトーデスの患者は紫外線によって症状が増悪するため、日傘などで日光を遮断するよう指導する。
  3. レイノー現象のある患者には、寒冷刺激を避けた方がよいので、温水を用いた洗顔の指導は適切である。
  4. 関節リウマチの患者は関節の変形が生じているが、等尺性運動などによる筋力トレーニングにより、さらなる変形を予防することができる。
③Behcet〈ベーチェット〉病に特徴的なのはどれか。(第101回)
  1. 真珠腫
  2. 粘液水腫
  3. 紫紅色紅斑
  4. 外陰部潰瘍
正解:4
  1. 真珠腫とは軟骨や組織を破壊しながら大きくなる上皮角化物のことで、耳に好発する。ベーチェット病との関連はない。
  2. 粘液水腫は甲状腺機能低下症などの病態で、圧痕を残さない浮腫を特徴とする。
  3. 紫紅色紅斑は真皮・皮下組織境界部の小血管の器質的変化により発生するもので、全身疾患に伴って現れやすい。多発性筋炎でもみられる皮膚症状である。
  4. ベーチェット病は口腔内アフタと外陰部の潰瘍、皮膚症状、眼症状(ブドウ膜炎など)、関節炎や血管炎などの症状を特徴とする自己免疫疾患で、難病に指定されている。

一覧へ戻る