国家試験対策

第183回

①最も順応しにくいのはどれか。(第106回)
  1. 視覚
  2. 嗅覚
  3. 味覚
  4. 触覚
  5. 痛覚
正解:5
  1. 視覚は順応しやすい。視覚とは、目に見えているものを認識する感覚である。暗いところから電気をつけるなどして突然明るくしても、数秒で目が慣れる。これを明順応という。一方、明るいところから電気を消すなどして突然暗くしても、数分で目が慣れる。これを暗順応という。
  2. 嗅覚は順応しやすい。嗅覚とは、においを認識する感覚である。周囲のにおいについては敏感でも自分の体臭には気がつかないなど、常にそばにあるにおいについては慣れてしまい感じにくい順応が生じる。
  3. 味覚は順応しやすい。味覚とは、味を認識する感覚である。食べ物を口の中に含んだときに感じる味覚は、時間の経過とともに次第に減少していく、これが順応である。
  4. 触覚は順応しやすい。触覚とは、皮膚にものが触れている感覚である。たとえば服を着ていてもその違和感はほとんどないため、皮膚に触れている感覚は順応が生じる。
  5. 痛覚は順応しにくい。注射による痛みや癌性疼痛に慣れることはない。
②眼底検査の前処置で散瞳薬を点眼する際の看護で適切なのはどれか。(第104回)
  1. 白内障の既往の有無を確認する。
  2. 羞明が強くなると説明する。
  3. 散瞳薬による症状は30分程度で消失すると説明する。
  4. 眼を閉じた状態で検査室に誘導する。
正解:2
  1. 散瞳薬でアトロピンを使用する場合がある。アトロピンは眼圧を上昇させるため、緑内障の既往の有無を確認する必要がある。
  2. 散瞳薬は瞳孔を散大させるため、まぶしく見えたり(羞明)、目のかすみなどが現れる。
  3. 散瞳薬の薬効が現れるまで30分程度かかる。また効果は4~5時間持続する。
  4. 散瞳により非常に見えにくい状態になるため、検査室への移動は誘導や介助を必要とする。患者は目を閉じておく必要はない。
③アレルギー性接触皮膚炎で正しいのはどれか。(第96回)
  1. 水疱はできない。
  2. 金属によるものは冬に症状が強い。
  3. スクラッチテストで原因を検索する。
  4. 原因物質に接触した部位に限局して起こる。
正解:4
  1. アレルギー性接触皮膚炎では水疱・びらんなどが生じる。
  2. 金属によるものは、夏汗をかきやすい時期に起きやすい。
  3. スクラッチテストは皮膚を引っ掻いて(スクラッチして)抗原と思われる物質に触れさせて行うが、少量でもアナフィラキシーの可能性があり行われなくなってきている。アレルギー性接触皮膚炎ではスクラッチテストよりも感度は低いが、抗原からの刺激が少ないパッチテストを行うことがある。最近はRAST(放射線アレルギー吸着試験)という検査法があり、放射性アイソトープを利用して、患者の血清中のアレルゲンと特異的に結合するIgE抗体を調べる。
  4. 接触皮膚炎は、原因となる抗原を含むものと接触した部位だけに起こる

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