国家試験対策

第224回

①呼吸困難を訴える患者で呼吸音に左右差を認める場合、可能性が高いのはどれか。(第98回)
  1. 肺気腫
  2. 自然気胸
  3. 間質性肺炎
  4. 気管支喘息
正解:2
②胸腔穿刺について正しいのはどれか。(第101回)
  1. 腹臥位で行う。
  2. 全身麻酔下で行う。
  3. 穿刺後の24時間は床上安静とする。
  4. 穿刺中は深呼吸をしないように指示する。
正解:4
③水封式持続吸引法による胸腔ドレナージについて正しいのはどれか。(第102回)
  1. ドレーンの回路は開放式である。
  2. 水封式の水面は呼吸に伴って上下に動く。
  3. 吸引圧は-50~-100cmH2Oに調節する。
  4. ドレーンバッグは挿入部よりも高く設置する。
正解:2
  1. 胸腔内は陰圧であるため、開放式ドレーンであると胸腔内に外気が流入してしまう恐れがあるため、胸腔ドレーンの回路は閉鎖式である。
  2. 呼吸をすることによって胸腔内圧が変化するため、水封のための水面も圧に従って上下に変化する。
  3. 吸引圧は一般的には-10cmH2O程度である。術後などで-15cmH2O程度に調節することもあるが、設問の-50~-100cmH2Oは一般的ではない。
  4. 有効に排液がなされるためにも、また排液が逆流して起こる逆行性感染を防ぐためにも挿入部よりも高い場所には設置しない。

胸腔ドレナージとは、胸腔内にドレーンを挿入し低圧で持続的に吸引圧をかけることで、肺の再膨張を図ったり、胸腔内に貯留した空気や滲出液、血液、膿などを体外に排出させる。そのため胸腔ドレナージ中は常に陰圧がかかっているかどうか、チューブの屈曲や閉塞がないか、水封の水面に呼吸性変動があるかを確認する必要がある。

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