国家試験対策

第225回

①Aさん(39歳、男性、会社員)は、最近口渇が強く、飲水量が増えた。毎日5L以上の水のような薄い排尿があり、夜間に何回も排尿に起きるようになったため病院を受診しホルモン分泌異常を指摘された。
原因と考えられるホルモンが分泌される部位はどれか。(第104回)
  1. 視床下部
  2. 下垂体後葉
  3. 甲状腺
  4. 副腎皮質
正解:2
  1. 抗利尿ホルモンであるバソプレシンは視床下部でつくられるが分泌されるのは下垂体後葉である。
  2. 抗利尿ホルモンであるバソプレシンは視床下部でつくられ、下垂体後葉に貯蔵され、血液中に放出される。
  3. 甲状腺は抗利尿ホルモンを分泌しない。
  4. 副腎皮質は抗利尿ホルモンを分泌しない。

尿崩症は、抗利尿ホルモンが欠乏することで薄い尿が多量につくられる疾患である。主な症状は、強いのどの渇きと多尿である。尿崩症には腎性尿崩症と中枢性尿崩症があるが、中枢性尿崩症では何らかの原因により、抗利尿ホルモンの産生量が減少することで生じる。抗利尿ホルモンは視床下部でつくられ、下垂体後葉に貯蔵され、血液中に放出される。

②ホルモン負荷試験について正しいのはどれか。(第106回)
  1. ホルモン分泌異常を生じている部位の推定に用いる。
  2. 分泌異常が疑われるホルモンを投与する。
  3. 前日の夕食から禁食にする。
  4. 入院が必要である。
正解:1
  1. ホルモン負荷試験は、ホルモン分泌異常を生じている部位の推定に用いられる検査である。
  2. 分泌異常が疑われるホルモンを投与するのではなく、分泌異常が疑われるホルモンの分泌の刺激物質・抑制物質を投与してその反応をみる検査である。
  3. 前日の夕食から禁食にする必要はない。通常、朝食を摂らないで検査を行う。
  4. 入院して検査を行う施設もあるが、必ずしも入院する必要はない。

ホルモン負荷試験は、ホルモン分泌異常を把握するために行われる検査である。分泌異常が疑われるホルモンを投与するのではなく、分泌異常が疑われるホルモンの刺激物質・抑制物質を投与してその反応をみる検査である。

③心拍出量が増加しているにもかかわらず心不全に至るのはどれか。(第99回)
  1. 高血圧
  2. 心筋梗塞
  3. 拡張型心筋症
  4. 甲状腺機能亢進症
正解:4

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