国家試験対策

第228回

①統合失調症で長期入院している患者。体格はやせ型で中背、活動性はやや低下している。状態が安定し退院が予定され、受け持ち看護師を中心とした支援チームが作られた。参加を求める職種で優先度の高いのはどれか。(第96回)

a. 管理栄養士b. 精神保健福祉士c. 作業療法士d. 理学療法士
  1. a、b
  2. a、d
  3. b、c
  4. c、d
正解:3
②精神医療におけるピアサポーターの活動について正しいのはどれか。2つ選べ。(第106回)
  1. 訪問活動は禁止されている。
  2. 活動には専門家の同行が条件となる。
  3. ピアサポーター自身の回復が促進される。
  4. 精神保健医療福祉サービスの利用を終了していることが条件となる。
  5. 自分の精神障害の経験を活かして同様の体験をしている人を支援する。
正解:3・5
  1. ピアサポートとは、障害をもつという共通性と対等性をもつ者同士の支え合い活動なので、訪問活動も当然行われる。
  2. セルフヘルプの観点から行われている活動なので、専門家の同行は条件とはならない。
  3. 障害をもつ者同士が支え合う活動なので、サポーター自身も回復のために支えられる自助と相互援助の活動である。
  4. 精神保健医療福祉サービスを受けている者自身も、サポーターになることができる。
  5. ピアサポートはセルフヘルプ活動であり、障害や疾患をはじめとする共通した課題を抱える当事者であることが重要な意味をもっている。

ピア(peer)は仲間や同僚という意味があり、ある問題の当事者が同じ問題を抱える者を仲間の立場で支援し合うことをピアサポートという。精神保健領域におけるピアサポートは、精神障害者が自らの体験に基づいて、仲間の障害者を支援する活動を指す。

③Aさん(60歳、女性)は、統合失調症で10年間入院していた。来月退院予定となったため、Aさん、医師、看護師でチームを作り、退院支援計画を立てることになった。Aさんは「両親も亡くなってしまい、これからの生活費や住む場所がとても心配だ」と訴えてきた。退院支援を進めるにあたり、チームに加わるメンバーで最も適切なのはどれか。(第108回)
  1. 薬剤師
  2. 精神保健福祉士
  3. ピアサポーター
  4. 臨床心理技術者(臨床心理士・公認心理師等)
正解:2
  1. 退院後の服薬に対していろいろな助言は必要であるが、一番の心配事である生活費や居住場所に対しては専門外である。
  2. 精神保健福祉士は、退院後の生活に対して、福祉の立場から相談援助や支援ができる。
  3. 同様な状況を経験しているピアサポーターの助言は必要ではあるが、生活費や居住場所などの支援はできないため適切ではない。
  4. 臨床心理技術者は、退院後の外来での心理サポートをしていくことになるが、生活費や居住場所などの支援はできないため適切ではない。

Aさんが心配している生活費や居住場所に関する支援を行うのに適したメンバーを考えよう。

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