国家試験対策

第240回

①アポトーシスで正しいのはどれか。(第105回)
  1. 群発的に発現する。
  2. 壊死のことである。
  3. 炎症反応が関与する。
  4. プログラムされた細胞死である。
正解:4
  1.  群発的に発現する。
    アポトーシスが群発することはない。
  2.  壊死のことである。
    アポトーシスは制御(プログラム)された細胞死であり、壊死(ネクローシス)ではない。
  3.  炎症反応が関与する。
    壊死とは異なり、炎症を伴わない。
  4.  プログラムされた細胞死である。
    アポトーシスは遺伝子により制御されている。別名は「プログラムされた細胞死」である。

アポトーシスは細胞自身の遺伝子により制御(プログラム)された細胞死である。壊死とは異なり、細胞内容物の流出が起こらないので炎症を伴わない。

②創傷治療について一次治癒と比較した二次治癒の特徴はどれか。(第103回)
  1. 瘢痕を形成する。
  2. 組織欠損が少ない。
  3. 肉芽組織量は少ない。
  4. 組織修復は速やかである。
正解:1
  1.  瘢痕を形成する。
    瘢痕の形成は二次治癒の特徴である。
  2.  組織欠損が少ない。
    組織欠損が少ないのは一次治癒の特徴である。
  3.  肉芽組織量は少ない。
    肉芽組織量が少ないのは一次治癒の特徴である。
  4.  組織修復は速やかである。
    速やかに組織修復するのは一次治癒の特徴である。

切創のように肉芽組織をほとんど形成せずに早期治癒するのが一次治癒である。そうではないものを選ばせる設問である。

③遺伝性疾患において男児に発症頻度の高い遺伝形式はどれか。(第103回)
  1. 伴性劣性遺伝
  2. 伴性優性遺伝
  3. 常染色体劣性遺伝
  4. 常染色体優性遺伝
正解:1
  1.  伴性劣性遺伝
    X染色体に連鎖した劣性遺伝である。男性はX染色体が1本しかないので発症しやすい。代表的な疾患に血友病がある。
  2.  伴性優性遺伝
    X染色体に連鎖した優性遺伝である。異常な遺伝子を受け継いだ場合男女とも発症する。
  3.  常染色体劣性遺伝
    常染色体上の遺伝子の両方に異常がある場合のみ発症する。男女差はない。
  4.  常染色体優性遺伝
    常染色体上の遺伝子の片方だけが異常でも発症する。男女差はない。

常染色体遺伝病には男女差がないことを覚えていれば2択に絞ることができる。

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